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mamirt
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[職人の母:さち裁縫室]
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P1050708.JPG

植物は、太陽に向かって育つんだよ。

そんな教科書的現象がウチの中で起こってた。

天邪鬼なので、明日は逆側においてやろうかと思う。
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明治神宮前駅。
新設されたばかりの階段を降りて通路を歩いていくと
行列が見えてびっくりした。

まさか、電車に乗るため?何かトラブルでも?
並んでいるのは圧倒的に男性が、しかも一人と思われる人が多く、
よく見ればそれは改札の外。
何かの記念品を買い求めるための列だとすぐにわかった。

さらに階段を下りる。
今までの地下鉄とはちがって、全体的に明るい。
階段も、駅のホームも、しろっぽい。

10時30分。人は、まばら。
でもその人の数の割りに、駅員さんやら警備が多かった気がする。
しかたないよね、運行初日だもん。

電車が来る。乗り込む。
駅員さんは発車のアナウンスを向かい側のホームで済まして
あわててこちら側でもアナウンスする。
勝手がわからず、頭に時刻表が入りきっておらず、といったカンジ。
まだまだ慣れるには時間がかかりそうだね。

勝手がわからないのは、駅員乗客問わず。
ホームに降りれば、構内地図に人だかりができ、
駅員さんも応対に追われる。

新宿3丁目に着いたところで、
乗っていた車内の表示が「渋谷行き」に変わった。
これまで池袋方面行きに乗っていたのに。
とたんに、乗客はあたふた。
折り返し運行?え?池袋行きは向かい側?
駅員さんに乗客は集中し、車内に座っている乗客もそれらを見守っている。

んで、仕舞いにトラメガでアナウンス。
この電車は池袋方面小竹向原経由、清瀬行き。
よかった、そうだよね、こんなハンパなところで折り返し運転なんてないよね。
それにしても清瀬まで行くのか。
実家が近くなるってもんだな。

無事池袋に到着。
丸の内線よりも、有楽町線よりも長い階段を登って出た先は、
東武からマルイ方面に向かう地下通路の改札だった。

白いシートで覆われて、まだ工事中のことを表しているその通路は
工事中がゆえに狭まって、そこに改札があるものだから、
人でごった返していた。

方向感覚がまだつかめていない。丸井はどっちだ?
同じように迷う人が構内地図の前にこれまたわんさか。

決してミーハーなわけじゃないよ、
池袋に用があったから、新しい電車を利用しただけ。
結果として、190円でいけるわけで、これは、よかったよね。

キミはボクの太陽だ!

と、思っちゃう人の気持ちがわかった気がする。
きっとそもそも、自然と共に生きていた農民に違いない。

無事に晴れてくれと、夜、朝日を心待ちにする。
毎日顔を出すとさすがにしんどいけど、
雲隠れしちゃえば、それはそれでご機嫌を伺う。
暖かい日の光とそのあまみに優しさを感じる。
なにより、なくちゃ生きていけない。

太陽の出ない日って言うのは、
なーんだか一日のメリハリがなくって、
いつの間にか始まり、いつの間にか終わる。

「いつの間にか」って言っても「気がつかず」にというイミではなく。
あ、もう寝る時間か、あれ、
さっきも布団に入ったような気がしたが・・・というカンカク。

毎日寝る前の3分間を撮りためて
ただそれだけの映像を見てるかんじ。

ようやく明日の夕方、うちの太陽は帰ってくるよ。


それはいつも唐突にやってくる。

でもいつそんな波が来ようとも、
うちの本棚の文庫本たちは防波堤になって受けてくれる。

好みは別として。

今日は大崎善生「別れの後の静かな午後」を読み終えた。
ただでさえ読書スピードが遅いのに、通勤時間が短いうえに乗換えがあり、
いつもコマギレの読書になってしまうのが、不満。
たった240ページに3日もかかってる。

次は、そうだな、重松清「送り火」だな。
400ページに何日かかるのやら。

読むのは決まって、フィクション。

散歩くらいのペース。
かろうじて雨をこらえる、台風の前の曇り空。
にぎやかな気泡の、最後のひとつが消えてしまった水面。
線香の煙のような漂い。

唐突の波に襲われて、手に取るのはそんなトーンの本たち。

のめり込むのではなく、同化する。
そんな近さと危うさを持ったトーンの本たち。

同化しちゃって、たぶん現実逃避したいんだろうな。
今逃避したい現実は何かって?

腰についてる贅肉と、独り留守番。
「ギャルのパンティおーくれ」といわれて
あっけにとられたピラフ大王ほどに。

「きゅ・・・90000・・・!?100000・・・110000・・・
バ・・・バカな・・・まさか・・・ま・・・まだ、上昇している・・・!」と、
恐怖にちかい驚きを隠せないギニューのように。

体重計がさす自分の重さは衝撃的だった。

自分史上minの数字より、
自分史上maxの数字のほうが近いというこの事実・・・。

知らぬ間に、標準服なんぞが出来てた。
我が母校、石神井。

not 制服。but 標準服。
これ着てもいいし、着なくてもいいしってやつか。

在学中、体育着なんかもそうだったよな、あいまいに。
私服だっただけに、制服着ることが流行ったよな。
厳密には制服ではなく、制服っぽい格好。
Yシャツに、リボンに、チェックのスカートに、ルーズソックス

新しい校舎を初めて見た。写真だけど。
統廃合が進む中、校舎が建て変わったってことは、
母校がなくなる可能性はひとまずなくなったってことだ。
公立であるがゆえに、恩師は他校に異動してしまう。
校舎だけは、変わらずにそこにいて欲しかったけども
なくなってしまうよりは、何千倍もマシ。

それにしても10年か。
同窓会、したいぞ。そろそろ。


サザエさんのエンディングが流れるときには
すでに夕食を終えていた。

その後、一人で過ごす夜があまりにも長すぎて、
何とか時間を使う方法を考えて、考えあぐねて、
あろうことか、走りに行った。

冬、ダンナにジョギングシューズを買わされ一時期走ってたものの、
そもそも走るのがキライな麻美は
そのジョギングシューズに1万円もかけたという事実を追いやって、
何かにつけ理由をつけて走ることをボイコットしていた。

そんな麻美が、ほかに時間を消費する術を思いつかず、
代々木公園を走りに行った。

冬と違って、夜の公園で語らう若者が多い。
冬のほうが、同じような時間、走っている人を多く見かけた気がする。

代々木公園まで8分ほど。
その8分で、すでに麻美の呼吸は限界。
公園に入ったとたんに歩き出し、落ち着いては走り、
息が上がれば歩き、その繰り返しで2周。

酸素がうまく回らないのか、頭痛がしてきたので帰宅した。

夜走るほうがやっぱりいい。
ふたりで走るほうがやっぱりいい。

走らないですむことのほうが、一番いいんだけど。