おいしいものを食べたとき、
いつまでもその味に浸っていれたらなぁと
至福の瞬間を最大限引き伸ばそうとする。
食べることが好きだ。
だから作ることも苦にならなくなってきた。
と、一方で、運動が苦手だ。
息が切れるものは特に拒絶。
だから、当然、肥える。
ここのところのスキー三昧のおかげで
一瞬体が変わった。ほんの一瞬。
あぁ、運動って大事だと思った。
食べたものを消化することが大事だってわかった。
食べた分、消化できるよう動かなくちゃいけないと思った。
消化しきれないものは、つまり、食べちゃいけないなと思った。
そう、食べちゃいけないと思った。
食べちゃいけないなんて、これほど悲しく、苦しいコトバはない。
食べちゃいけない。
食べちゃいけない。
こんな拷問なコトバはない。
ないけど、あの足の軽さは、やはり運動しないと得られない。
「食べちゃいけない」と「運動したくない」のハザマで麻美が下した決断は
とりあえず、最後の一口は残すということ。
一口残すことを前提に多めによそうような、
そんなずるがしこいことはせぬよう、
ダンナに見張ってもらいつつ気をつけます。
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