職場近くの、小さな中華やさん。
こぎれいで、外ではお弁当を売っている。
ショーケースに入ったお弁当はすべて500円均一。
ぎゅうぎゅうに詰められたご飯は、白飯かチャーハンか。
今日はエビチリをえらび、ソレがメインのおかずだ。
うまそうな赤オレンジのs-スの中にのぞくエビ。
たった500円なのにかなりのボリュームで、いわばドカタ弁当。
これにちいさな卵スープもついている。
職場に持ち帰り、薄いプラスチックのふたをあける。
白飯を一口。今日はどこまで食べられるだろう。
エビチリにも箸を入れる。
一口目に入ったものの食感は、ぷりぷりではなく、もそもそした。
もそもそ?芋か?エビチリに芋?
赤オレンジのソースをほじると、そこにはカリフラワー。
あぁ、たしかにカリフラワーのもそもそ感。
ほかには?
たけのこ。にんじん。ねぎ。きゅうり。などなど。
表面にはエビを配置しておきながら、底をあげているのは彼らたち。
他の食材でカサ増しすることは、そりゃぁいたしかたない。
でも、それが表面から見えずに売られているということが、
この中華やサンのすごいところだと思う。
チンジャオロースでもなんでも、この手法。
最初はもちろん驚いたけど、もう慣れた。
ついでに、から揚げも小さいのが2個入ってる。
どのお弁当にも共通の付け合せおかず。
これが、また、おかしい。
どういう味付けをしたらこうなるのか、
なんともエキゾチックでアジアンな味がする。
いわゆる「から揚げ」と思って口に運んではショックを受けるだけだ。
まずいわけではない。味が特殊なのだよ。
さらには味つきゆで卵も半分はいってる。
どんな味付けをしたらこんなに濃くなるのか、不思議だ。
ちなみに卵スープも特殊。
やたらと粘度がつよい。
ちょっとゆるめの餡かけ用の餡といった具合。
そんな中華弁当、たまに食べたくなるんだよね。
だって、ほかにチャーハンのお弁当って近所に無いんだもん。
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