明日はアサイチから洗濯をしなくちゃ、と
酔ってぐだぐだの状態でベッドに入った。
ふと目がさめたのは5時過ぎ。
水を飲み、トイレに行き、再びベッドに戻った。
ダンナは朝から出かけるといっていたな。
休日だけど、いつもの時間に起きなくちゃといっていた。
ちゃんとおきるだろうか。
このまま、麻美は起きちゃって、
時間になったら起こしたほうがいいかしら。
なにせぐだぐだに酔っていたからな。
次に目が覚めたとき、ダンナは既に支度を済ませ、
外には友人が迎えに来ている様子だった。
誰かの白いワゴンタイプの車が止まっている。
後ろにはスキーの板が積まれ、ドアは開いたまま板の先が見える。
あのままでは閉まらないだろうに、大丈夫だろうか。
いやいや、ヤツラはスキーヤーだし。
こちらの心配することではない。
それより洗濯をしなくちゃ。
そうおもって洗濯籠をのぞくと、
なにやらたたまれたままの衣服が大量に入っていた。
だーかーらぁ、たたんだままつっこむなって言ったのに。
ハンカチ出すときだって、広げてくれって言ったのに。
洗濯をするのは洗濯機だけどそれを準備するのはアタシなんだ。
ちょっとは考えろよ・・・。
とりあえず洗濯機を回し、終わるまで二度寝しようと
再びベッドに戻った。
イライラを鎮めながら。
うとうとしているところに、出発前のダンナ。
「ねぇ、悪いんだけどさ、パーカーどこ?」
はぁ?パーカー?なんで前日に準備しないんだよ。
だから飲みすぎるなって言うんだよ、まったく。
そこの引き出しにない?
じゃぁ、こっちは?はいはい、これね。
眠いのと先ほどのイライラもあり、投げ渡した。
今日はごみの日だからね、ごみ出して行ってね。
はいはい、いってらっしゃーい。
さて、休日にしては早いけど、起きなくちゃ。
クリーニング出しに行かなくちゃだし、荷物受け取りはあるし、
買い物もあるし、その前に洗濯もあるし。
・・・洗濯?あれ?
あ、ありゃ夢だったのか。
悪いコトしたな、ダンナにあたって・・・。
そうだ、だんなが向かった先はスキーじゃない、サッカー大会だ。
そうだそうだ。あぁ、そうだった。
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