【発】コモ(como/Italy)
【経由】フルカ峠(Furkapass)・グリムゼル峠(Grimselpass)
スーステン峠(Sustenpass)・オーバーアルプ峠(oberalppass)
【着】バードラガッツ(Bad Ragaz/Switzerland)
【走行距離】379km/3400km
<道の端っこに立つダンナ>
<高さのあまり腰が引けてるダンナと共に>
この日は峠道をzoom zoom行こうと、
高速に乗ったんだけどさ、途中スイスに入国。4ヶ国目。
今までと特に大差はないんだけど、
痛かったのはスイスの高速使用料。
年間パスで40スイスフランor 30ユーロ。
この一日しか使わないのに、年間パス40スイスフランor 30ユーロ。
これの購入のために、国境でエンジンを止めた。
購入。シールぺたッ。気を取り直して、いざ。
峠の入り口まで高速道路。
みるみるうちに景色が変わっていく。
すでにヴェルドン峡谷の驚きを超える景色。
フロントガラスのフレームには収まらない、
まだ遠いのに広大で、高い山々。
高速を降りてからも幻想的な景色が広がる。
さっきまで快晴の青空だったのに、
靄やらなんやら、白っぽく漂う。寒い寒い。
それらをぬけると、
すがすがしくてやさしそうなのに、
実は絶壁だったり、道路が細かったりの景色が広がった。
広さが際立って見えるのは、
ガードレールがないせいなんじゃなかろうか。
道の端である印として等間隔にポールが立ってる。
それだけ。
道の端っこだよ、危ないよ、と守ってくれる役割ではなく、
ただ単純に、端っこだよと教えてくれるだけの存在。
何かあったときには何の頼りにもならない・・・。
そんな道が始終続いていた。
大きいあまり、大きさの感覚が麻痺する。
たとえばビル群なら、どんなに高くたって、
今までの自分の感覚から、その高さを察することができる。
けどさー、広大すぎて、わからんのだよ。
えーっと、あの点は・・・ヒトだ!
ってことは、うわーっ、でかいなぁ。
って、ワケのわからん感動ばっかり。
やがてはローヌ川につながるローヌ氷河ともご対面。
はじめてみる氷河。
あれがこんにち、融けてるわけ?
温暖化って、深刻じゃないっすか!
そんな調子で3つの峠を越えた。
いや、コレ、言葉じゃ表現できないよ。
実は何度も書き直してるw
とにかく大きいし、とにかくひろいし、とにかく高い。
大地というものを見た気がしたし、地球を感じたよ。
世界って、いろいろな面があるんだねー。
その後は、温泉目当てにバドラガッツ(Bad Ragaz)へ。
スイスで温泉です。ぷはー。
といっても、水着着用で、温泉というよりも温水プール。
衝撃的なことに、男女別れた更衣室ではなく、
ちいさな個室と、鍵つきロッカーが並んでる。
個室で着替え、ロッカーに荷物を入れろと。すげー。
ゆっくりつかるというより、
ジャグジーやら流れのあるところやら、滝のような落水やら。
なんとも新鮮に感じました。
温泉があるだけに、tourist informationには日本語の案内があった。
でも、ここはすでにドイツ語圏内で、小さな町なせいか、英語も通じずらい。
夕飯のために入った小さなレストランでは
ちんぷんかんぷんなドイツ語おんりーでありながらも、
接客のお姉さんの好感な応対でおいしいものをいただけた。
こんなにも言葉が不自由なのって、久々。
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