かつて、
one of 世界中のオトコであり、
その中の、one of 知り合いのオトコであり、
その中の、one of 親しいオトコであり、
その中の、one of 大事なオトコであり、
その過程で、彼氏であった彼は、
いまや、夫であり、家族である。
昔だったら、
one of 世界中のオトコに降格できたかもしれない。
でも、いまや、どんなに降格しても
one of 大事なオトコまでしかオチないんだろうなと思う。
結婚という区切りで、
結婚という門をくぐり抜けたことで、
遠くなる可能性が低くなり、その最遠範囲が小さくなった。
わかるかな、いってること。
この前散歩しててそう思った。
たとえば、彼を含めて友達とのみに行っても、
もう、彼は向こう側ではない。one of 友達ではない。
彼は、こちら側だ。
一度こちら側に来てしまったから、もう向こう側にいくことはない。
たとえこちら側にいなくなっても、向こう側に含まれることは無い。
なんだかそのカンカクが、おかしいな、不思議だなと思った。
あたりまえだけど、自分が知ってる家族は、
生まれたときから「家族」だ。
新たに「家族」を形成するのは初めてのことで、
その形成されていく過程での
心境の変化に気づいたことがおかしかった。
伝わるかな、このカンカク。
あー、彼は、伴侶なんだな。
そうおもった。
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