その家庭にはその家庭の、
家庭内でしか通じない言葉が生まれる。
我が家でもマミの名前も二転三転、
最近では「まみ」と呼ばれることがめっきり減った。
なんて呼ばれているかって?
そりゃぁ、ダンナに聞いてよ。
口を割ればの話だけど。
かつてここにも書いたか、
実家では銀行の通帳に記帳することを「がちゃんする」と言ってた。
その機械の作業中の音からとったんだろうね。
ついこの前まで通帳を持っていたんだけど、
あまりにも「がちゃん」しに行かなくなったものだから、
思い切ってweb通帳にしたんだ。
これで、銀行に通帳を持っていって
記帳専用機械にならぶことともさよならだ。
と同時に、「がちゃんする」という言葉ともさよならになった。
その家に生まれ、ほとんど外に出ることなく、
ひっそりといき続けてきたその家独自のそのコトバ。
ついにはその家の中からも消えてしまったのは、なにやら寂しい。
記帳というその行為に特に強い思い出が無くても、なにやら寂しい。
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