膝以上、上は天井まで届く窓。
常にブラインドが40cmほどさがった状態で、
さらには冷蔵庫、テレビ、キャビネットが窓の前を占拠。
せっかくの大きな窓も、直線虫食いで小さい景色。
その景色は、空とビルと、占拠物からちょっとのぞくみどり。
しかも北向き。
変化といえば、
刻一刻と変わる遠くのビルの陰影と
時々飛んでいる鳥。
この前は、とおくにたこが飛んでいたな。
ついこのまえは、紙っぺらが風に舞ってたな。
まぁ、そんなものが飛んでいるのは
めったなことではないからね。
あまりにも代わり映えのしない風景。
まるで景色のポスターをはりつけたような存在だよ。
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