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今回の読書の波は長い。
先日の波から、エンエンと、毎日通勤読書。

村上龍「空港にて」を読んだ。
短編集。その中の”居酒屋にて”がココロを捕らえ、頭を占拠した。

どう捕らえたかって言うとサ、こうだよ。

麻美は想像力に乏しいから、
どんな小説を読んでも、どんなノンフィクションを読んでも、
読んで広がる空想はどこかで見た景色。

本に書いてあるその雰囲気に一番近い景色を
自分が体感した記憶からひっぱりだしてツギハギしていく。
麻美の記憶の場所で話は進行していく。
池袋西口で声をかけられて振り返ったら
伊豆の海洋公園だったりするなんてザラ。
ツギハギだから。

”居酒屋にて”はちょっと違った。

たとえば
恵比寿のカジュアル感と南青山の洗練さと
表参道のカンチガイが合わさって出来たような居酒屋で
長テーブルに向かう登場人物たち。
映像は全編ハイスピードで、じれったさを加味した2分ほどの短編。
ハイスピードのあの独特の暗さと、コジャレた照明の暗さ。
音は状況音のみ。
基本的には戻ることなく左から右へパンしていき、いや、ドリーで追っかけよう、
カットバック(っていうのかなぁ)で主人公の目線とかアクションとかが入る。
そこだけノーマルスピードか、それに近いものでいいな。

そんな映像が、読んでいく先から自分の中に作られていった。

文章があまりにも同じ風景を、いや、
時間のスピードを遅らせて、凝縮させて書かれたせいだろうね。

その本を読み終わってからも、その映像が頭を離れない。

次はそれを打ち消すものを読まないと。
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COMMENTS
コンビニにて
これが一番想像し易いかな、わたしは。
コンビニに行くと、主人公と同じ行動にでてしまう。
なかなか打ち消せるもんじゃあないよ、この人は。

『限りなく透明に近いブルー』で衝撃を受けてください。
わたしは、怖かった。

by さっちゃん | 2008.06.28 (Sat) 13:59 | EDIT
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