パン屋は、ランチを買いに来た人でいっぱいだった。
狭い店内、真ん中の陳列台を囲んでぐるっとレジ待ち。
待つ間、何気なく目を落とした焼き菓子コーナー。
あー金曜の午後を乗り切るためにも、甘いものが食べたいな。
バスケットの中にはフィナンシェが入っていた。
たいていのフィナンシェは、
例えばケータイよりも2回り小さいくらいだろう。
そのフィナンシェも違わない。
そんじょそこらで見かける大きさのフィナンシェだ。
いや、若干それより小ぶりかもしれない。
んで、価格に驚いた。
¥200.
すくなくとも、外見は何の変哲もないフィナンシェだ。
とくに材料が特別だというインフォメーションは見当たらない。
フィナンシェひとつ、200円?
いつまで小麦粉高騰してるんだ?
上段には箱詰めディスプレイ。
フツーなら、「焼き菓子の形をした幸せ」といった光景のハズなのにちょっと貧相。
1個が200円なので、せいぜい数個入って1500円という札がついてる。
いくら女性がスイーツに弱いといっても、
その価格では「100年の恋・・・」以上の熱の冷めようだ。
あまりにも、あまりにも・・・ひどい。
なにやらけんかを売られている気分にさえなった。
200えん?!わなわな。200えんだって??
オンナの気持ちをもてあそんで、ぼった食っているとしか思えない!
甘いものでランチタイムを締めようと
ルンルン考えていた矢先の出来事だったために
それならスタバで結構です!と、
410円払ってハニーオレンジラテとやらを買った。
結局高くついたな・・・。
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